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Monday, May 18, 2020

いち早く日常が戻った中国で膨れ上がる「アメリカ憎し」の禍根 自分たちもコロナの被害者なのに - PRESIDENT Online

「政府の対応が誇り」と投稿したら集中砲火を浴びた

「新型コロナがだいぶ収まってきて、自由に出かけられるようになってきたというのに、気持ちは晴れません。なんだかむなしさを感じたり、鬱々としてしまうんです」

34度に達した5月3日、夏服で街を歩く上海市民や観光客ら

写真=Imaginechina/時事通信フォト

34度に達した5月3日、夏服で街を歩く上海市民や観光客ら

上海に住む友人は電話の先でこうため息をつく。上海ではかなりレストランが再開してきているし、スポーツジムなどなじみの施設に再び通い始めた知り合いもいる。それなのに、なぜむなしさを感じてしまうのか。友人はその理由をこう語る。

「コロナで引きこもり生活だったとき、SNSに『(コロナにほぼ打ち勝った)中国政府の対応を誇りに思う』と書き込んだところ、同僚や友人から集中砲火を浴びてしまって……それで落ち込んでしまいました」

友人が受けた集中砲火というのは「政府は情報を隠蔽して感染を拡大させたのだから、誇りに思うとは何事だ!」という、同じ中国人からの意見だ。その友人は中国共産党の党員でもないし、ごく普通の会社員だ。ただ、新型コロナに関して、ちょっと自分の意見をSNSに書き込んだにすぎない。それなのに、SNS上に反論の書き込みが投稿され、ビックリしたというのだ。

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