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ホワイトハウスは2021年12月16日、トラック運転手の人材プール拡大を支援する意向を示した。運輸省と労働省は「Trucking Action Plan」(トラック輸送アクションプラン)と呼ばれるこの一連のイニシアチブを30〜90日以内に展開する。同プランには商業運転免許取得の障壁の解消、ベテランに焦点を当てた採用の実施、「Driving Good Jobs」イニシアチブ(待遇改善プログラム)の開始などが含まれる。
トラック運転手の離職率が高い原因とは?
ホワイトハウスによると、アメリカは貨物輸送の72%をトラックに依存しており、ほとんどの地域でトラックは唯一の配送手段だ。一方で、老朽化したインフラや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大、貨物量の急増などがサプライチェーンを圧迫する。
トラック運送業界は混雑した港等での荷物の積み下ろしの待ち時間などが多くの場合無給となるなどの労働問題を抱え、多くのトラック運転手がガソリン代や保険料、メンテナンス費用を負担する。バイデン政権は、こうした問題が資格と経験を持つ運転手の採用と定着における大きな課題となっていると認識する。
「これでは定着しない」業界関係者8人のダメ出し
バイデン政権は同プランを発表した2021年12月16日、運送業界関係者や運送関連の各業界協会と話し合った。「業界関係者は女性や過小評価されがちなマイノリティー、退役軍人など、業界に多様な人材を採用して、これらの新しいドライバーに向けた安全で快適なキャリアパス形成のためのステップを話し合った。組合とのパートナーシップが自社におけるトレーニング、生産性、定着率をいかに改善したかを指摘する人もいた。参加者は、次世代のトラック労働力の採用と維持を支援するための運輸省・労働省によるこの共同イニシアチブを歓迎した」とホワイトハウスは発表した。
バイデン政権による同プラン発表後、8人の業界関係者が次のように述べた。
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