2022年06月08日20時08分
陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会を兼ねる日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)の開幕を翌日に控えた8日、有力選手が大阪市内で記者会見した。男子100メートルのサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は「優勝してタイム(参加標準記録の10秒05)を切って、オレゴンの切符を決められれば」と抱負を語った。
不完全燃焼だった昨夏の東京五輪で、腰の故障を抱えていたことを明かした。その痛みも癒え、今季は4月末に拠点の米国で追い風参考ながら10秒08をマーク。「調子は上がる一方。やるべきことをやれば、タイムは勝手に出る」。五輪以来となる日本でのレースを前に自信を膨らませた。
桐生祥秀(日本生命)は約1カ月半ぶりの実戦で「初戦ぐらいのイメージ」。違和感があった右太もも裏の状態は改善し、「10秒05を目指しながら走りたい」と述べた。
100メートルの連覇が懸かる多田修平は「勝ちにこだわっていきたい」と闘志を燃やし、200メートルにもエントリーしている小池祐貴(ともに住友電工)は「代表権を取るのが第一」と冷静に話した。
参加標準記録をクリアして3位以内に入れば、世界選手権代表に決まる。
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