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Sunday, August 21, 2022

テレワークと出社、若手社員はどちらを志望する? 20代の250人に聞いた - ITmedia ビジネスオンライン

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仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 20代向け転職サイトを運営する学情(東京都千代田区)は、20代の社会人約250人を対象に「勤務スタイル」に関して調査を行った。転職活動で「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がるか聞いたところ、74.9%が「志望度が上がる」と回答した。

photo 学情は20代の社会人を対象に、「転職先の勤務スタイル」に関して調査を行った(画像はイメージ)

 内訳は、「志望度が上がる」が42.9%、「どちらかといえば志望度が上がる」が32.0%、「どちらとも言えない」が19.0%、「どちらかといえば志望度が下がる」が5.3%、「志望度が下がる」が0.8%だった。

 志望度が上がる理由には「転勤がなく人生設計を立てやすい」「ライフステージに合わせて柔軟に働けると思う」「地方在住のままで首都圏の企業で働くことができたら嬉しい」などの声が挙がった。

photo 転職活動で「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がりますか?(出所:プレスリリース、以下同)

「出社の機会がある」企業の志望度は?

 「出社の機会がある」企業に関しても志望度を尋ねたところ、「志望度が上がる」と答えた割合は16.2%、「どちらかと言えば志望度が上がる」は32.4%で、合わせて48.6%となった。

 理由は「リモートワークも取り入れたいものの、出社して対面で話すからこそ社内の信頼関係を築くことができると思う」「出社して、社員同士で顔を合わせる機会がある方が、会社の一員であると実感できると思う」などの声があった。

photo 「出社の機会がある」企業は志望度が上がりますか?

 また「志望している業種・職種であれば出社の有無は重視しない」「出社の機会は必要だと思うものの、何のために出社するのかの目的が明確でないと出社の効果を得にくいと思う」といった意見もあった。

「アバター」が出社する環境があったら利用する?

 「バーチャルオフィス」に「アバター」が出社する環境があったら利用してみたいか尋ねた。「利用してみたい」と答えた割合は36.4%、「どちらかと言えば利用してみたい」は23.1%と、合わせて6割近くが「利用してみたい」と答えた。

photo 「バーチャルオフィス」に「アバター」が出社する環境があったら利用してみたいですか?

 「最先端の技術を体験してみたい」「新しい働き方も取り入れてみたい」などの声が挙がる一方、「もう少し技術が進歩してからの方がスムーズに活用できる気がする」「アバター同士でのコミュニケーションでも、対面でのコミュニケーションの代替にはならないと思う」といった指摘も聞かれた。

 コロナ禍で「リモート会議」や「オンライン商談」が普及し、フルリモートや居住地自由など、出社しない働き方を前提にする企業も出てきている。一方で、「オンライン」のコミュニケーションが増えたことで、「リアル」の価値が見直されオフィス回帰の動きも活発化している。「働く場所」「勤務スタイル」への注目が高まる中、今後20代はどのような働き方を選ぶのだろうか。

 今回の調査は、20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者を対象に、7月29日〜8月6日にインターネットで行った。有効回答数は247人。

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