あさって開幕する高校野球県独自の大会。プロも注目する静岡商・高田琢登投手は、父である、晋松（しんまつ）監督とともに最後の夏を迎えます。目標は『甲子園に一番ふさわしいチーム』です。 片山真人アナ（7月5日）：「大会前の練習試合にも関わらず、草薙球場のバックネット裏にはプロ野球のスカウト30人が集まりました。お目当ては静岡商業の高田琢登投手です」
最速148キロ 去年甲子園出場の静岡高相手に7回1安打
5日に行われた練習試合。県内ナンバー1サウスポーが、その実力を見せつけました。 最速148kmを誇る高田投手が、去年の甲子園出場校・静岡高校を相手に7回1安打。順調な仕上がりを見せました。 高田琢登投手：「0点に抑えれば負けることはないので、そういうピッチングをしていけたら」
貴重な梅雨の晴れ間となった今月2日。集大成となる最後の大会に向け高田投手は調整を続けていました 高田琢登投手：「春の大会がなくなって、最後の代替試合しかなくなってしまったので、自分たちが甲子園にふさわしいチームだっていうことを証明して、最後の大会を終われたらいいなと思っています」
父が監督の静岡商に進学
小学生の時の高田投手。既に風格が漂っています。ボールを受けているのは元甲子園球児の父・晋松さんです。 父：「あーいいボールだけど、ちょっと左だな」 中学生時代には、日本代表に選出。全国の強豪校から誘いがありましたが、父が監督を務める静岡商業を選びました。 高田琢登投手：「お父さんと甲子園に行くのが目標で、この高校を選びました」 同じユニフォームを着るのは初めてで、当初は普段と違う様子に驚いたといいます。 高田琢登投手：「やはりグラウンドだと叫んでいる、そこが(違う)」 Q家だと見せない姿 高田投手：「はい、ほとんど」
新型コロナに絶たれた親子で甲子園の夢
1年の夏から出場機会を得た高田投手。去年秋には東海大会に出場し親子で甲子園という目標に向け、着実に階段を上ってきました。しかしその夢は、新型コロナウイルスによって絶たれてしまいました。 高田晋松監督：「今年は、ここにお世話になって5年目になってチームも形ができてきて、そこに息子が入ってきて3年生、さあ甲子園だって」 「(夏の甲子園が中止となった)5月20日は忘れられない、5月20日のショックから…はい」 先の見えなかった春。それでも高田投手は父との最後の夏を信じ、一人練習を積んできました。そして先月、2カ月ぶりに仲間とも再開し、強く感じたことがありました。 高田琢登投手：「改めて全員でやる野球の楽しさってのは、思いました」
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July 09, 2020 at 05:34PM
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スカウト30人の前で快投！ 静岡商・高田琢登投手「甲子園にふさわしいチームと証明したい」（静岡朝日テレビ） - Yahoo!ニュース
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