県は２８日、新型コロナウイルスに感染して亡くなった県内の６８人について、性別や年代、基礎疾患の有無などの集計結果を公表した。感染者に占める死亡者の割合「死亡率」は全年代では２％。年代が上がるほど上昇し、９０歳以上で２７％、８０代で１３％、７０代で４％だった。変異株感染者の死者はいないという。
９０歳以上の感染者は８３人で２２人が死亡。８０代は感染者２１５人のうち２９人が、７０代は３４８人のうち１３人が、６０代は４３４人のうち４人が亡くなっている。５０代以下では死亡者がいない。
県は「年齢とともに死亡リスクが高まる。若い世代の死亡リスクがゼロというわけではないので感染対策を徹底してほしい」としている。
死亡者６８人のうち、基礎疾患のある患者は６０人で全体の死者の８８％に上った。県によると、主な基礎疾患として、重症化の危険が高いとされる呼吸器疾患や心血管疾患、脳血管疾患の他、高血圧や糖尿病などが確認された。
性別で見ると、感染者は男性５３％（２０１８人）、女性４７％（１７８６人）だったのに対し、死亡者は男性７１％（４８人）、女性２９％（２０人）で男性の割合が高かった。
死亡者の年代別割合は、８０代が最多の４３％。次いで９０歳以上が３２％、７０代が１９％、６０代が６％だった。
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