住宅購入者やオフィスを探している人に対して、米マンハッタンの金融街について言えることが一つある。それは空きスペースがたくさんあるということだ。
職住近接を求める人を狙った10年にわたる高級コンドミニアム建設ブームの結果、金融街はニューヨーク市で最も多くの売れ残り在庫を抱える地域となった。これらの中には、まだ市場に出ていない物件もある。マックロー・プロパティーズの「 ワン・ウォールストリート」というプロジェクトだけでも、年内に販売が開始されたら565戸が供給される見通しだ。
一方、ロウアーマンハッタンで オフィス勤務は縮小しており、仲介会社サビルズによれば、ダウンタウンの空きスペースは2000年までさかのぼるデータで最高水準に達している。コンデナストやウーバー・テクノロジーズなど新ワールド・トレード・センターに移転した際に注目を集めた企業は、今では物件の一部を 転貸しようとしている。他のテナントもスペースを縮小しており、新型コロナウイルス収束後も従業員が少なくとも部分的に在宅勤務することを認める形となっている。
Downtown Deluge
Manhattan's Financial District has the most unsold condos in NYC
Source: Marketproof Inc.
金融街で家を探している人には多くの選択肢がある。マーケットプルーフによると、この地域には売れ残れっている新開発のコンドミニアムが1433戸あり、その半分余りがまだ売りに出されていない。

ワン・ウォールストリートの完成予想図
出典:DBOX
ワン・ウォールストリートの販売は9月に開始される見通しだと、同コンドミニアムのマーケティングを手掛ける仲介会社コンパスのニューヨーク開発担当副会長、エリザベス・ストライブリング氏は説明した。
「これら全てのユニットを売ることは間違いなく困難になるだろう」と、ナショナル・コンド・アドバイザーズのオレスト・トマセリ最高経営責任者(CEO)は指摘する。
ストライブリング氏は販売に当たって考えられる問題についてコメントを控えた。
原題: NYC’s Financial District Condos Pile Up as Office Life Retreats(抜粋)
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