リバウンド銘柄「最後の仕込み時」
9月末で、緊急事態宣言が全面的に解除される見通しだ。7月11日から延長に延長を重ねた宣言期間は、実に2ヵ月以上にもおよぶ。
東京都の場合、2021年は1月7日に緊急事態宣言が発令され、3月21日まで続いた。その後、「段階的緩和期間」としていったん解除され、4月25日に3度目となる緊急事態宣言、「まん延防止等重点措置」を経て4回目に突入した。
感染者数減少傾向で宣言解除に踏み切った菅首相/photo by gettyimages
つまり、自治体・政府としての措置が完全に解除されている期間は、今年の本当にわずかな日数しかない。「宣言なし」の日常がだんだんイメージできなくなってきた、という人も多いだろう。
「10月以降も『まん防』など段階的な制限緩和が続いていくとの予想が大方だっただけに、まさかの『全面解除』に慌てている業界も多いでしょう。飲食店やコンサートなどイベント関連がその典型だと思います。
一方で、飲食店の酒類提供などに関しては小池百合子都知事が『医療体制を見極めながら』と、微妙な発言をしている。どこまで活動を再開するべきなのか、悩んでいる事業者も多いとみられます」(経済アナリスト)
日本の株式市場では、緊急事態宣言解除を好感する動きが見られている。日経平均株価は中国・恒大集団のデフォルト懸念により一時値を下げていたが、解除の報道とともに株価は3万円台に持ち直し、実際に解除されれば内需株を中心に買いが進むと見られる。
判断をつけづらい業界もあるが、経済活動の再開により業績回復が期待される業界も多い。つまり、今週がリバウンド期待銘柄の「最後の仕込み時」とも言えるわけだ。
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