7日、1軍の沖縄県金武町ベースボールスタジアムでは、田中将ら投手陣がブルペンで精力的に投げ込んだ。
球場内では投内連係の守備練習が行われた。ドラフト7位の吉川(JFE西日本)が軽快な動きを見せた。
田中将が第2クール初ブルペンに臨み、スライダーやカーブ、カットボールなどを交えて56球を投げ込んだ。「変化球を全て投げ始めたことは新たなステップ。まずはしっかり投げられたのは良かった」と、3日ぶりの投球練習を振り返る。
実戦をイメージしやすいようにと、打者を模した人形「ダミー君」を打席に置いて投げ込んだ。調整段階のため2度ぶつけてしまったのはご愛嬌(あいきょう)。変化球の曲がり具合や精度など、一球一球、感覚を確かめながら投球を続けた。
特に手応えが良かったのはスプリット。「去年のシーズンと比べても良かった。いいものをゲームで出せるかが一番重要なので、継続していけるように意識したい」。変化量を調整してカウント球と勝負球に使い分けている球種だけに、しっかりと調整を進めたいところだ。
球の精度の向上や、セットポジションからのクイック投球など試合に向けて踏むべきステップは多い。状態を見ながらブルペン投球の回数を増やしていく考えで、連投も視野に入れる。「何百球とか投げたりするタイプではないので、ブルペンの1回のボリュームよりも、続けて入って負荷を掛けられれば」と背番号18。実戦登板に向け、少しずつギアは上がっている。
(関俊哉)
ルーキー吉川、投内連係でアピール
新人の吉川が投内連係で軽快なフィールディングを見せた。
バントシフトでは転がった打球を素早く捕球し、送球の正確さも光った。吉川の順番になると、チームメートから「ミスター投内」の声が飛んだ。フィールディングは内野手の動きを参考にして磨いたといい、「球を捕りに行く1歩目の早さを意識している」と語った。
今後始まる実戦が1軍生き残りのアピールの場となる。「球のスピードでは勝負できない。コントロールや変化球、打者に向かっていく姿勢を大事にしたい」と力を込めた。
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