2022年版新打法で三冠王!! ヤクルトは7日、新幹線で名古屋から静岡に移動し、8日からの楽天2連戦(静岡)に備えた。不動の4番、村上宗隆内野手(22)は昨オフから構えた際のグリップの位置を低くし、よりスムーズに内側からバットを出す新たな打撃フォームに挑戦中。令和初の三冠王へ、昨季のセ・リーグ本塁打王が習得を目指す新打法を、若松勉氏(74)=本紙専属評論家=が解説した。
どんな進化を見せるのか。結果を残しても止まることを知らない若き4番・村上は昨オフから、新たな打撃フォームに挑戦中。新打法のヒントは構えた際のグリップの位置にあった。
昨季と比べて下がっており、胸のロゴが右腕で隠れて見えなくなった。村上自身も「もともとそうしようと思っていた。よりバットをスムーズに出したい」と狙いを明かす。グリップの位置を上げて構えるよりも、トップ(バックスイングから切り返す際のグリップの位置)をつくりやすく、投球に対して内側からバットを出しやすくなる。最後までバットのヘッドが返らない「インサイドアウト」の軌道でバットを振ることができるというわけだ。
杉村打撃コーチは今春の沖縄・浦添キャンプで村上の打撃フォームについて「基本に一回戻ろうという感じはする。インサイドアウトでセンターに打っていく。打ち方が理にかなっている」と説明。インサイドアウトの軌道なら、よりレベル(投球に対して並行)に振ることが可能となるため、どんな球にも対処しやすくなり必然的にコンタクト率が上がっていく。
通算2173安打、通算打率・319を誇る〝小さな大打者〟も太鼓判を押した。村上が2月22日の楽天との練習試合(浦添)で、左中間に本塁打を放った打席の連続写真を見た若松氏は「バットがスムーズに出るし、いろいろなボールに対処できる」と評価。その上で「外からバットが出ると全部がひっかけてしまう。球をうまくバットの内側に入れていけば、打率も上がるし、飛距離も伸びると思う」と説明した。
全ては高みを目指すためだ。昨季はセ・リーグ本塁打王(39本)に輝き、112打点も同2位だったが、打率は同14位の・278。今季に向けて「全てのタイトルを取りたい」と意気込んでおり、2004年の松中信彦(ダイエー)以来となる令和初の三冠王についても「(達成したいと)誰もが思っていること」と意欲十分。パワーは備わり打率の向上が必要なだけに、「三冠王打法」の完全習得を目指す。
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