さすがに宮崎市のニシタチも歩いている客は多くない。指定された飲食店に入ると連れが「やっぱ最初はビールと刺し身でしょ」と提案。異議なし。メニューを見るとアジが以前と同じ値段で手頃だ。早速注文すると店のおばさんが「それ前の半分の量よ」と言う。
つまり実質2倍の値段。一昨年ごろから記録的な不漁が続いていると聞いていたが、サンマに続き大衆魚のアジも高根の花になったかとショックだ。そういえば最近、アジをスーパーであまり見かけなくなった。おばさんいわく「ほかの魚もいろいろ高くなったけどね」。
出荷が始まった日南市南郷町の「めいつ美々びび鯵あじ」も昨シーズンの倍の高値が付いたという。こちらはブランド魚で水揚げ量も多かった。高値は漁業者にとってはうれしい。ただコロナの関係で外国人技能実習生の入国が制限されて、原油の異常な高騰が続けば、ますます魚が食卓から遠のいてしまう。
ロシアのウクライナ侵攻でサーモンやウニなどの値段も上がりそうだ。ちなみにシラスウナギは昨年度の県内採捕量が過去3番目の低水準。さまざまな要因が影響する魚の価格だ。まさに魚は時価。時代の空気をつまにして感謝しながらじっくり味わいたい。
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