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Wednesday, July 20, 2022

ライバルと駆け上がる…レスリング・飛龍高、重量挙げ・新居浜東高 - 読売新聞オンライン

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 飛龍高(静岡県沼津市)レスリング部3年の主将・勝目 大翔だいと 選手と菊地優太選手は、これまで同じ階級のライバルだった。最後の高校総体で初めて別々の階級の代表となり、そろって出場する。「必ず結果を出す」と気合十分だ。

 2人は、関東出身で小学6年の時から軽量級でしのぎを削ってきた。中学時代には全国大会で対戦し、強化合宿では寝食をともにして仲良くなった。勝目選手が飛龍高に進学を決めると、菊地選手も「一緒に 切磋琢磨せっさたくま したい」と同校を選んだ。

 最も軽い51キロ級の2人は1年生の時から静岡県大会で対戦してきたが、勝目選手の勝利が続いた。全国大会で活躍するようになり、昨夏の総体で準優勝に輝いた。一方、敗退を繰り返してきた菊地選手は「どうしても勝てない」と苦手意識を抱いてきた。それでも「負けてたまるか」と悔しさをバネに練習を積んだ。

 転機は昨秋に訪れた。勝目選手が膝の半月板を痛めて手術し、レスリングから半年間遠ざかった。菊地選手は、勝目選手が個人戦を欠場した今年3月の全国高校選抜大会に東海ブロックの代表として臨み、高校生になってから初の栄冠をつかんだ。

 勝目選手は手術を機に、井村陽三監督(58)から「階級を上げ、菊地と全国制覇を目指そう」と言われ、「挑戦したい」と応じた。

 2人は総体に向け、筋力や持久力を中心に鍛えてきた。5月の県総体では菊地選手は51キロ級、勝目選手は55キロ級に出場し、優勝した。

 「互いの存在があったからこそ、ここまで来られた」と口をそろえる。「ともに優勝」という目標に向かって戦いに挑む。

 愛媛県新居浜市は重量挙げが盛んな土地だ。1984年ロサンゼルス五輪の銅メダリスト・真鍋和人さん(63)ら多くの有力選手を輩出してきた。

 総体の重量挙げの会場となる同市では、女子の部に出る2人の新星が注目されている。県立新居浜東高1年の斎藤朱音選手(45キロ級)と脇長葵選手(55キロ級)だ。

 ともに小学6年の時に競技を始め、地元強豪高校の部活顧問から指導を受け、公民館やジムで一緒に練習してきた。中学3年の時にはそれぞれの階級で全国大会を制した。

 今春、重量挙げ部がない新居浜東高に進学。練習ではいつも声をかけ合い、互いに鼓舞してバーベルを持ち上げる。斎藤選手は「階級が上の脇長さんの記録に追いつこうと思い頑張ってきた」、脇長選手も「フォームがきれいで参考になる」と話す。

 会場は普段から練習に使う市民体育館。2人は「リラックスして臨める。勝って地元を盛り上げていきたい」と闘志を燃やしている。

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