ドル買いに弾みが付いている。とくにドル円での買い上げが激しくなっている。140円台に乗せてきても、ぜんぜん割高感がわいてこないのだ。自分が買わなくても、他の誰かに買われてしまうと思うと、買い意欲がそそられるものだ。
昨日も142円台の後半で始まったドル円だったが、朝のうちに簡単に143円台に乗せてきて、大きな利食い売りにも出会わずに144円台も見ることになった。金融政策での明確な違いからも、ドル円やユーロ円のロングがポジションを取りやすいのであろう。
若干のもたつき感をもって始まった欧州時間だったが、145円台のせをトライする局面になった。ほんのちょっとの差で145円台には到達しなかったが、ほぼ一本調子の上げ方は前日と同じ展開となった。
カナダ中銀が予想通りに75ベーシスの利上げを決定。100ベーシスやるかと期待されたが、穏当なところに落ち着いた。でもこれで隣国であるアメリカの利上げも75ベーシスで決まったようなものとなった。よほどの理由がない限り、50ベーシスでおさめるというのは難しいだろう。
カナダが利上げ幅を予想を上回ることがなかったので、必要以上に利上げの警戒感が溶けて、ドイル相場は軟化に向かった。ドル円は143円台の後半まで押し込まれており、ユーロドルもパリティを復活している。
今晩はECBである。大幅利上げだと言っているが、50ベーシスだけの利上げではとても見劣りがする。実質的には利下げと同じ効果があるようなものだ。ECBの決定と同時にユーロドルは下落に向かうのではないか。私はパリティ・アッパーのユーロドルをショートにしたいと考えている。
日本時間 15時30分
からの記事と詳細 ( 着々と各国で金利が引き上がるなか売りやすい円、利上げ幅に注目が集まるECB会合がいよいよ! - ザイFX! )
https://ift.tt/DfHa1nY
No comments:
Post a Comment