こんにちは。北海道大学金融研究会チームFiNaancierのあきぞーんこーのーと中島脩です。夏休みに入って、5年ぶりの受験勉強がない長期休みを享受していますが、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
「夏休みには授業がないので金融を勉強することに、より時間を割くことができる!」と思っていたのですが、地元に帰省した友だちと遊びに行くことが多く、思ったより勉強が進まない......。それならば、いっそせっかくだから友だちと投資をテーマに、いろいろと話していました。すると、「株とか危ないからやめとけよ?」とい言う友だちがいるなか、「株は相場に張り付く時間がムダだから投資信託するようになったわ」という友だちが現れました。
なるほど、社会経験とか学習が足りていない初心者が、いきなり投資でお金を増やそうとしても、勘に頼ったり、運任せになってしまったりして失敗。そんなことから、投資に危険なイメージがついているのでしょう。
投資信託に任せた友だちはプロに任せたほうが良いと見て、投資信託を選んだらしいです。なるほど! と思って、このカブ大学対抗戦にその考えを使うことができないかと考えました。
そこで選んだのが、ソフトバンクグループ(9984)です。
巨大な「投資信託」みたい
「ソフトバンク」と聞くと、まずは携帯電話の通信会社を、そしてプロ野球チームを思いつくでしょうか――。じつはソフトバンクグループ(9984)は、米アップルや米移動体通信のクアルコムなどに、大規模に出資参加していて、約10兆円を動かしている投資ファンドであるソフトバンク ビジョン ファンドを子会社に持つほどの大規模な投資会社です。1994(平成6)年ごろから、積極的にIT関連企業に投資したり、ヤフーやLINEなどの私たちの生活に欠かせない大企業を連結子会社に持っていたりするのです。
投資会社を所有することは、その会社が得る利益を配当としてもらえることになります。つまり、ソフトバンク自身がリスク分散しながら投資する、巨大な「投資信託」のようなわけです。その投資の恩恵は得られているのでしょうか――。
それでは、中島のほうから前回のソフトバンクの決算についてみていこうと思います。2022年第1四半期決算は、純損失3兆1700億円を計上する異例の事態となりました。これは、ソフトバンクグループ傘下のソフトバンク・ヴィジョンファンドが投資する会社の株の評価額が、世界的なインフレと景気停滞のトレンドを市場が反映したことにより大きく低下したことが大きな原因のようです。
そして、現在の市場の厳しい状況を鑑みてソフトバンクは「『守り』の姿勢に入った」と決算説明会で報告していました。例を挙げると、アリババをはじめとする投資株式の売却や新規投資を抑制したことなどにより、すぐにつかえる手元流動性が1.1兆円増加したことがあります。そして、現在の手元資金で社債償還2年分を軽く上回る4.5兆円ほどを確保しているそうで、しっかりとリスク管理していることがうかがえます。
孫正義社長は決算会見で、「冬がどれぐらい続くかわからない」など、これからの市場に対して警戒の言葉を並べました。
なにやらネガティブな情報が多く、「え、なんでこの会社選んだの?」という感じになってしまいますが、ソフトバンクグループはここから長期的に株価が上がっていくのではないかと思っています。つまり、今が「底」なのだと考えました。
からの記事と詳細 ( ユニコーン株は上がる! ソフトバンクは今が「底」?【企業分析バトル 北海道大学 FiNaancier】 - J-CASTニュース )
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