台風11号 次第にスピード上げて北上する見込み 気象予報士解説[09/06 03:51]
MBCから台風情報をお伝えします。
大型で強い台風11号は、長崎県の対馬の西の海上を北寄りに進んでいます。午前3時の推定が入ってきています。大型で強い台風11号は、長崎県対馬の西およそ120キロを時速40キロで北北東に進んでいます。
1時間前から比べますと5キロほどスピードが速まっています。次第にこの後もスピードが上がる見込みです。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートルです。この後、スピードを上げながら日本海に進み、7日の午前0時には温帯低気圧に変わる見込みです。
鹿児島県内の暴風や波浪に関する警報が出ている場所が変わりましたので、こちらの画面でお伝えします。伊佐市や出水市に出ていた暴風警報は解除されました。また、大隅半島の太平洋側の地域に出ていた暴風や波浪に関する警報も解除となっています。
種子島屋久島地方、そして十島村には波浪警報が継続中です。
ひまわりからの雲の様子と気圧配置です。台風11号は対馬海峡へと進んでいきます。日本海には前線がありますが、この前線のあたりには偏西風が流れています。この偏西風に乗る形で台風11号はスピードを上げて北上する見込みです。
そして、台風から南の方へ延びる雲の列があります。この雨雲がゆっくりと東へと移動していきました。
6時間前からのレーダー画面です。薩摩地方に活発な雨が降った後、大隅地方に雨の中心が移り、この時間は活発な雨雲は海上にほとんど抜けました。
奄美地方にこの雨雲伸びていますが、活発なものはこの時間、陸地にはかかっていないようです。
この1時間のアメダスの雨量を見てみますと、この時間は2桁の雨量となっているところはありません。紫尾山で4ミリ中種子で2.5ミリ、上中8.5ミリなどとなっています。
土砂災害の危険度分布。大隅地方に注意の黄色いところが出ています。
警戒が必要な時間帯です。1時間半ほど前に伝えしたときには、土砂災害に対しての警戒が必要な時間帯、「警報級」を示す赤い表示がありましたが、この時間は赤い表示が消えました。
警報級が消えて注意報級が薩摩大隅・種子屋久に出ています。6日の昼ごろにかけては土砂災害に注意。また、奄美地方では明け方から昼頃にかけて土砂災害に警戒が必要な時間帯が出てくる可能性があります。
暴風と波浪に対する警戒が必要な時間帯です。
薩摩地方で朝まで暴風や高波に警戒が必要。種子島屋久島地方、そして奄美地方でも朝にかけて高波に警戒が必要です。
雨と雲の予想。この後のお天気の移り変わりをコンピューター予測でご覧ください。雨雲は次第に少なくなってくる見込みです。昼過ぎには雨雲はかなり少なくなり、雲の切れ間も出てくる見込みです。夕方ごろには夕日が差すかもしれません。
向こう1週間の週間予報です。今日の後半は天気回復、薩摩大隅・種子屋久では晴れてきそうです。奄美地方では、雨が降りますが後半は曇り空となってくる見込み。そして、7日は県内全域で台風一過の晴れの天気となる見込み。少しさわやかな空気が入ってくる天気になりそうです。
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