「演劇界の東大」とも呼ばれた厳しい役者修業で知られる無名塾に、5年ぶりの新人が入りました。オーディションから半年。新人たちが初めて舞台に立った「いのちぼうにふろう物語」も、千秋楽です。
自分もこうだったんだろうな――。
無名塾の31期生、朝日望(26)は、5年ぶりに入った32期生たちを見て、そんなことを思う。
役者を志したとき、最初に目にした新人募集の記事が無名塾だった。「ご縁」を直感した。2回目の受験で2017年に入塾した。
その年の本公演「肝っ玉おっ母と子供たち」は、新人の出演は男のみ。女は稽古を手伝い、旅公演の間は東京で留守番をした。はじめは入塾できた感動や覚えることの多い忙しさで、出演できないことにジェラシーは覚えなかった。
同期たちが旅公演から帰ってくると、頼もしさが増していた。「旅って成長するんだ」。自身に活を入れるきっかけになった。
2年以内に同期の女はやめ、自分だけに。仕事をやめ、福井県の実家を離れて一人暮らしをしていた。「ここで投げ出せない」という使命感が沸いた。
徐々にセリフのない役がつく…
からの記事と詳細 ( 泣いた悔やんだ新人よ、はい上がる道は… 10月・千秋楽:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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