2022年12月11日11時05分
数々の苦境を乗り越えてきた三原が、初出場のGPファイナルで頂点に。「びっくりしている」。金メダルを首に掛けても、信じられずにいた。
フィギュアGPファイナル、女子は三原が逆転V 渡辺4位、坂本は崩れ5位
この1カ月で3大会目の欧州での試合。疲労は否めない中でも、「炎のような演技を」と気合を入れてフリーに臨んだ。最後のジャンプの3回転ループは2回転になりバランスを大きく崩したが、懸命な滑りが実り、SP2位から逆転した。
かつては全身の関節が痛む病気に苦しみ、3季前は体調不良で競技会に出られなかった。昨季の全日本選手権は4位に終わって2大会連続で五輪代表から落選。「どん底」を味わった。
「本当に悔しかった。アスリートとしてその気持ちは一生忘れてはいけない」。兵庫県出身。「まだまだやらなあかん」と自らを鼓舞し、今季は女子でただ一人GP連勝を果たした。
フリーは自己ベストより約12点低い。ウクライナ侵攻の影響で強豪ロシア勢が不在の中、同門でSP首位の坂本が崩れた末の優勝だった。それだけに頭の中を占めたのは「もっと完璧にしたかった」という思い。不屈の23歳は結果に甘んじず、滑りをまた磨いていく。(トリノ時事)
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