鹿島アントラーズはMF松村優太(21)の今季初得点で先制も、試合終了間際に追いつかれ、引き分けに終わった。

鹿島は4日のリーグ・横浜FC戦から先発10人を入れ替えた。先発した松村は序盤から積極的に仕掛け攻撃にアクセントを付けた。前半22分、MF荒木のパスを受けると、ドリブルで中央突破。柏MF高嶺を振り切り右足シュートでネットを揺らした。松村は「ボールを持ったとき(荒木と)目が合ったので。彼が前向きでボールを持てば、どこにいても出てくるだろうと。うまい形でドリブルで前には入れて、スムーズにいけた。自分らしい形を出せた」と振り返った。

2月25日の川崎フロンターレ戦では、試合終了間際、松村のボールロストから逆転を許しチームは敗れた。4日の横浜FC戦ではベンチ外だった。再び巡ってきた先発のチャンスだった。そこでしっかり結果を残したが、満足はしていない。松村は「僕自身、いろいろ思うこともあった。学生時代から、どん底に行くこともよくあって、そこからはい上がるのが自分の良さ」とした上で「今日はまだ、決められるところもあったし、チームも勝っていない。満足はしていない。またすぐ試合がある。次の試合を準備したい」と次戦を見据えた。