Pages

Saturday, June 24, 2023

宝塚記念G1ローテーション検証から浮かび上がるのはこの穴馬今の阪神の馬場ですでに結果を出している特注馬とは - GJ

layaknaik.blogspot.com
宝塚記念(G1)ローテーション検証から浮かび上がるのは、この穴馬。今の阪神の馬場ですでに結果を出している特注馬とはの画像1
イクイノックス 撮影:Ruriko.I

 いよいよ本日25日、競馬界上半期の総決算であるグランプリレース・第64回宝塚記念(G1)が阪神競馬場で行われる。

 現在、単勝1.3倍(オッズは24日16:00現在。以下同)と断然の1番人気となっているのはもちろんイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)だ。

 昨秋、3歳馬にして天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)で圧巻の競馬を見せて連勝。今春も海外遠征し、ドバイシーマクラシック(G1)を完勝したことが評価され、現在世界ランク1位なのだから無理もないところだろう。2番人気のジャスティンパレスが8.6倍なのだから、いかにその実力が図抜けているのかが分かろうものだ。

 ただ、こうした“絶対的ムード”が漂えば漂うほど、余計に“穴馬”を探したくなるのも事実。加えて宝塚記念では1番人気馬が凡走に終わるケースが多々あり、“荒れるレース”としても知られている。

 例えば過去20年間をみても、勝った馬の中には5番人気が1頭、6番人気が3頭、7番人気が1頭、8番人気が2頭、そして11番人気が1頭とかなりの確率で穴馬が“激走”しているのである。

 逆に過去20年間で、単勝1番人気に支持されて勝った馬は2004年のタップダンスシチー、06年のディープインパクト、12年のオルフェーヴル、14年のゴールドシップ、そして21年のクロノジェネシスとわずか5頭のみ。

 1番人気を大きく裏切った馬のなかには07年のウオッカや15年のゴールドシップ、17年のキタサンブラックなど、歴史的名馬も含まれているほどだ。

 なぜ、これほど本命馬が崩れてしまうのか。その理由をローテーションから検証し、今回激走出来そうな穴馬がいないかを考えてみよう。

 まず、宝塚記念優勝馬の前走は、過去20年で8頭の勝ち馬を出している天皇賞・春組が最多。だが、春天の1・2着馬に限ってみると、3勝2着2回3着2回着外17回とかなり低調な成績に終わっている。

 今年の優勝馬のジャスティンパレスや同2着のディープボンドにとっては実に嫌なデータなのだが、その理由としてはまずは距離が3200mから2200mと一気に1000mも短縮されることが大きく関係していると思われる。

 この“距離適性の壁”が大きく立ちはだかるため、よほどの実力馬でない限り、天皇賞・春と宝塚記念を続けて好走するのは至難の技だ。

 むしろ天皇賞・春組なら3着以下に敗れた実力馬の巻き返しを期待したい。同レース4着からの臨戦となるブレークアップと同レースでは11着に沈んだものの、昨年の日本ダービー(G1)3着、菊花賞(G1)1着と牡馬3歳クラシックで好走したアスクビクターモアは妙味十分の存在とみている。

 注目は宝塚記念とほぼ同距離の芝2000〜2500mのレースを前走に選んだ宝塚記念優勝馬だ。

 過去20年でG2の金鯱賞が3頭、G1の大阪杯とクイーンエリザベス2世C(香港)が各2頭、そしてG3の鳴尾記念が1頭で計8頭いる。これにやや距離が長い芝2400mのオープン競走(当時)のメトロポリタンS、芝2410mのドバイシーマクラシック(UAE)、そして芝2500mの目黒記念(G2)からそれぞれ1頭が優勝しており、中距離路線組で計11頭となる(残る1頭は芝1600mのG1・安田記念)。しかも、この11頭のレース着順も4勝2着3回3着3回着外1回と好走しているのである。

宝塚記念(G1)ローテーション検証から浮かび上がるのは、この穴馬。今の阪神の馬場ですでに結果を出している特注馬とはの画像2
ボッケリーニ 撮影:Ruriko.I

 この条件に当てはまる馬が今回、イクイノックス以外に1頭だけいた。今の阪神の馬場ですでに結果を出しているボッケリーニである。

 前走の鳴尾記念では中団追走から早めに動き、逃げた3番人気のフェーングロッテンや、先行した1番人気のソーヴァリアントと2番人気のマリアエレーナらをねじ伏せ、見事1着に輝いた。7歳馬という点が引っかかるが、芝2000〜2500mの中距離での実績は3勝2着4回3着1回着外4回と、それほど悪くはない。

 さらに阪神の芝コースに限定してみると、1勝2着3回3着1回4着1回とまさに阪神巧者。過去に出走したG1の2戦では、ともに二ケタ着順と大敗しているものの、阪神の馬場との好相性を考えると、一発あってもおかしくはないのだ。現在69.3倍の10番人気とまさに“大穴中の大穴”といえる存在となっている。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 宝塚記念(G1)ローテーション検証から浮かび上がるのは、この穴馬。今の阪神の馬場ですでに結果を出している特注馬とは - GJ )
https://ift.tt/HknmzMf

No comments:

Post a Comment