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Tuesday, December 19, 2023

餃子の王将事件から10年 独自入手した報告書から浮かび上がる事実とは - テレビ朝日

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事件直前に作られた非公表の「調査報告書」を独自入手しました。
「餃子の王将」の社長が銃撃され死亡した事件。
報告書に記されていたのは巨額の金動きとそれを受け取ったとされる人物の名前。
10年目の真実に迫ります。

■「餃子の王将」社長銃撃事件で新情報

殺害された、大東隆行さん(当時72)。

ANNは、当時の大東社長らが事件の1カ月前に取りまとめた調査報告書を入手。

そこに記されていたのは、巨額資金の不適切な取引でした。
その相手の男性に話を聞きました。

企業グループ元代表・上杉昌也氏
「そんな調査報告書なんかね、見たって、そんな覚えはありませんから」

大東さんの死亡の背景に、何があるのでしょうか…?

■10年前の銃撃事件…担当警部が当時を振り返る

大東さんが、凶弾に倒れたのは、10年前の2013年12月19日。
早朝、京都市の「王将フードサービス」本社前で、車から降りた直後に拳銃で4発、胸や腹を撃たれました。

今年春、京都府警を定年退職した西村俊彦さん。
当時、担当していた事件を振り返ります。

元京都府警 警部・西村俊彦さん
「一番は計画的な犯行だなと。1人で物事をすべてやったということではないのは、最初からそういう見方ですね」

京都府警と福岡県警は、のべ29万人の捜査員を投入しましたが、まだ明らかになっていない事実が隠されているはずだと話します。

元京都府警 警部・西村俊彦さん
「背景に何があったのかが、しっかりとわからないことには、遺族はもちろん、被害者も関係者もどういうことがあったのかわからず終わってしまう、そういうことがあってはならない。もう真相解明の一言に尽きますね」

■暴力団幹部が関わる?工藤会系逮捕へ

事件が大きく動いたのは、去年10月のことでした。
大東さんを殺害したとして、福岡県を拠点とする暴力団・工藤会系幹部、田中幸雄被告が逮捕されたのです。

「工藤会」はこれまで、一般市民をも巻き込む事件を何度も起こすなど、指定暴力団の中でも、特に危険だとして、日本で唯一「特定危険指定暴力団」に指定されています。

黙秘を続けているという田中被告。
大東さんと工藤会を結び付けたものはなんだったのでしょうか?

「餃子の王将」側は、「思い当たる節は全くない」とトラブルを否定してます。

事件前、当時の「餃子の王将」の幹部は、大東さんに異変を感じていたと話します。

当時の「餃子の王将」幹部
「殺害される1〜2年前から時々、顔面がぴくぴくする傾向が出ていた。『この問題わしが解決せんと解決できないな』ってぽつっと言ってましたから、一身に受けて、自分で解決しようと悩んでたのかなと」

大東さんが抱えていた「問題」とは、巨額資金の不適切な取引だといいます。
関係者によりますと、大東さんは極秘裏に実態を検証するため、社内の人間で構成された「特別再発防止委員会」を設置しました。
その報告書を入手しました。

■巨額の金の流れ…?報告書が示す関係とは

記者
「平成25年(2013年)11月13日、事件が起こる1カ月前です」

報告書に示されていたのは、「餃子の王将」創業家からの、ある企業グループの代表・上杉昌也氏への巨額な金の流れでした。

「餃子の王将」は、上杉氏からおよそ5億円で購入したビルを、第三者に8000万円で売却するなど不適切な取引があったというのです。

王将から上杉氏に支払われたとされる金額は、合わせて260億円。
大東さんは、取引の解消などを目指し、資金の回収に奔走しましたが、170億円が未回収に終わったといいます。

上杉氏との取引を主導していたのは、当時、経理担当だった創業者の次男とされています。

創業者の長男と次男は、資金流出の責任をとる形で辞任。
ことの真相を尋ねるため、次男の自宅を訪れるとー

記者
「誰も出ませんね。人が住んでいる気配はありません」

捜査関係者によりますと、次男は現在、海外で生活していて、これまで警察の任意の聴取に対し事件への関与を否定しているといいます。

■巨額の“金の流れ” 取引の男性は

一方、不適切な取引の相手とされた上杉氏。
メディアの取材をほとんど断っているといいますが、今回、身の潔白を証明したいと、ANNの取材に応じました。

企業グループ元代表・上杉昌也氏
(Q.「餃子の王将」が報告書に書いている170億円の未返済という話は事実?)
「ありません。 あったら証拠を出してください。いついつお前にこれだけ貸したと。そんな調査報告書なんかね、見たってそんな覚えありませんから」

そもそも「餃子の王将」とは和解が成立している」と主張します。

企業グループ元代表・上杉昌也氏
(Q.この書類で王将とは貸し借りがなくなった?)
「そうです、そうです、そうです」

王将からの貸付金およそ46億円のうち、上杉氏が5億円を返済することで王将が残りの債権を放棄したというのです。

上杉氏は事件への関与を疑われ、警察から何度も聴取を受けたと言います。

企業グループ元代表・上杉昌也氏
「京都府警が頭ごなしに『犯人はお前や』という言い方で」
「債務が全部無くなって和解までしている方に対して何の遺恨があるんですか。そのことで何もかも崩壊してしまいましてね、家族ももうダメだったし、この責任を私はきちっと取るまでは死ぬに死ねないと」

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