今年の大みそかにさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN45」(ABEMAで全試合生中継)でMMA(総合格闘技)デビューを果たす皇治(34)が、対戦相手の三浦孝太(21)について「親の七光でリングに上がるというのはカッコよくないでしょ」と酷評した。
皇治はABEMA格闘チャンネル公式YouTubeにアップされた動画の中で「(三浦について)マジでなんとも思っていないけど、親の七光でリングに上がるというのはカッコよくないでしょ。いろんな人の協力はあったけど、オレは何にもないところから1人の力でこうなったから。人の名前で上がっているようなやつに活躍できるようなリングじゃないぞっていうところは見せてやらないと」と、三浦に“分からせる”ための意気込みを示した。
MMAでの初戦となる皇治は、総合の練習について「バリ楽しい」。続けて「初めのころはボロカスにやられたんですよ。キックでボロカスにやられたら、ちょっともうやりたないわ~とかうまいこと考えて練習サボったりしたけど、今はやられた2時間後くらいにはやりたいと思っている。楽しみ、ワクワク」と現在の心境を明かした。
そんな皇治と一緒に練習を行っている総合格闘家の青木真也は、今回の三浦孝太戦について「楽なマッチアップではないと思うよ、正直。(皇治にとっての)初戦ってこともそうだし、ふたを開けてみないとどうなるかわからないことも含めて楽な勝負ではない」と分析。
皇治のMMAに取り組む姿勢について聞かれると「最低限はやっていますけど、当たり前ですから。プロで試合するなら当たり前」と厳しい“青木節”も飛び出した。
それに対し、皇治が「でももっと練習したいって言うと、あかんって言う。オレの年齢のこととか、いろんなこと考えてくれていますよね。あれしたいとか言うんですけど、これは意味ないとか」と話すと、青木も「習い事じゃないので。(格闘技は)習い事じゃなくて戦いである。うまくなることが目的ではないので」と説明した。
最後に皇治は「ずっと言ってますけど、挑戦する姿を見せたいですし、いくつになってもずっと挑戦していきたいと思っています。ほんまにファンがいなかったらとっくにやめている。ファンのおかげで戦わせてもらっているんで、大みそかのリングでオレがしっかり(恩を)返さないとあかんなと思います。1人でも多くのファンのために命を懸けて戦おうと思っています」とファンへの熱い想いを語った。皇治と青木のインタビューの模様全編はABEMA格闘チャンネル公式YouTubeで確認できる。
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