日本でもスタートした「5G」の商用サービスに合わせて、シャープはいち早く5G対応のハイエンドスマートフォン「AQUOS R5G」を開発し、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3キャリアから発売された。価格(税込み)はドコモ向けが11万1672円、au向けが12万9145円、ソフトバンク向けが12万9600円。
AQUOS R5Gは単に5Gに対応しただけでなく、8K動画の撮影もできる4眼カメラや、10億色表示が可能な6.5型IGZOディスプレイ、最新プロセッサのSnapdragon 865を搭載するなど、5G環境での実力をいかんなく発揮できるモデルに仕上がっている。
そんな5Gの幕開けを飾る本機の実力を見ていこう。
高画質な映像を存分に楽しめる、6.5型大画面ディスプレイ
5Gでまず注目されるのが、高画質な映画の視聴だ。AQUOS R5Gでは現行スマートフォンの中でも特に大きな6.5型(1440×3168ピクセル)のPro IGZOディスプレイを搭載。10億色表示が可能な上に、Dolby VisionやDolby Atmosにも対応。映画などを制作環境により忠実かつ、リッチな映像と音で楽しめる。
ディスプレイは縦長なので、メールやSNS、Webサイトも多くの情報を閲覧しやすい。上部の極小ノッチには約1640万画素のインカメラ、下部には指紋認証センサーを搭載する。最大輝度が1000カンデラと明るいのも特徴だ。HDR動画などの表現力が高いことに加えて、屋外でも画面の視認性を向上させるアウトドアビューの効果もあって画面が見やすい。
背面には曲面の樹脂パネル、側面にはメタルフレームを採用する。背面は本体カラーによって印象はやや異なるが、周囲の光によって異なる輝きを見せてくれる。
実際の持ち心地だが、背面のパネルが手になじむ上に、側面のメタルフレームは中心部をややへこませた形状にすることで、指の引っ掛かりがよく持ちやすい。この形状は放熱を助けつつも、手には熱を伝えにくくする効果もある。高い質感と機能性を両立したデザインだ。
【訂正:2020年4月28日11時00分 初出時に、背面パネルの素材を「ガラス」としていましたが、正しくは「樹脂」です。おわびして訂正致します】
超広角・高繊細な8K動画を撮影できるカメラ
AQUOS R5Gでは、シャープ初の4眼カメラを搭載。約1220万画素の標準カメラ、約4800万画素の超広角カメラ、約1220万画素の光学2倍の望遠カメラに加えて、被写界深度を測定するToFカメラを搭載する。
中でも特徴的なのは、8K動画の撮影に対応した約4800万画素の超広角カメラだが、スマホで8K動画が必要なのか、という疑問があるだろう。そこでシャープは、8Kだからこそ便利な動画の視聴方法として「フォーカス再生」を用意。子どもやペットが走り回る状況や、スポーツの動きを超広角の8K動画で広めに撮っておけば、後から人物や犬、猫を自動でズームアップしてくれる。もとが8Kの高繊細な映像なので、拡大しても高画質なのがうれしい。
4K以下のサイズで撮った映像なら、「AIライブストーリーPro」によって、見どころを約15秒でまとめた動画が自動で作成される。動画を撮っても長くなりがちで後から見ることが少ない人にとってうれしい機能だ。AQUOS R5Gではズームをしたりマルチフレームを使ったりと、エフェクトがより豊かになった。
静止画撮影では超広角、標準、望遠レンズが活躍。広い風景から、やや遠めのちょっと寄りたい写真まで気軽に撮影できる。背景をぼかすポートレートは写真だけでなく、動画撮影でも利用可能だ。
最新プロセッサや放熱設計でゲームも快適に楽しめる
ハイエンドスマホとしてAQUOS R5Gを見た場合、まず気になるのは処理性能だ。最新のプロセッサ「Snapdragon 865 5G(8コア 2.8GHz+1.8GHz)」を搭載し、メインメモリも12GBと大容量だ。内蔵ストレージは256GBと大容量な上に、microSDXCメモリーカードも利用できる。
ベンチマークテストでは、Snapdragon 855を搭載している従来モデルと比べて、おおむね1.3倍程度の性能向上が見られた。このクラスのハイエンド機となると、ほぼ全てのアプリが快適に動作する。AQUOS R5Gはディスプレイのタッチパネルの感度のよさもあって、重たいアプリからホーム画面までサクサクと動作するのは言うまでもない。
気になる5Gの通信速度も、5Gエリア内なら600Mbps〜1Gbps前後の超高速通信を実現。これなら、映画もゲームも快適にダウンロードできる他、低遅延なので外出先でもアクション系のネットゲームを遊びやすい。3キャリアとも、5Gのエリアはまだスポットでのカバーとなるところが多いが、今後のエリア拡充が進めば、AQUOS R5Gの真価を発揮する機会がますます増えるだろう。
バッテリーは3730mAhと大容量であることに加え、IGZOの効果もあって省電力だ。実際に8時間ほど、アプリやカメラを含めて適度に利用してもバッテリーは半分も減らなかった。
スマホでトレンドになりつつあるゲーミング機能も、シャープがeスポーツに力を入れていることもあって充実している。120Hz駆動で滑らかに描画する機能や、ゲームプレイ中の通知をブロックする設定、検索用アイコンから簡単にゲームについて検索できる機能を用意。これらのゲーム向け設定は、ゲームアプリや指定したアプリの操作中のみ有効となる。
QualcommがSnapdragonに搭載している、よりハイパフォーマンスなゲーム環境を提供する「Elite Gaming」にも対応。高負荷のゲームをゴリゴリ楽しみたい人にうってつけだ。
長時間ゲームをプレイすると発熱が気になるが、AQUOS R5Gでは熱を本体全体に拡散させる放熱設計を採用。これにより、熱によるパフォーマンス低下を防ぎつつ、長時間のバトルロイヤルゲームのプレイ中でも指や手のひらで本体の熱を感じにくく、快適にプレイできる。
ゲーマーが音楽ゲームやアクションゲームで使いたい3.5mmイヤフォンジャックも搭載。音の遅延を気にせず快適にゲームを楽しめる。Bluetoothのワイヤレスイヤフォンも、ハイレゾ相当の音質を実現する「aptX HD」や「LDAC」にも対応。最近はテレワークでビデオ会議や電話が増えていることから、イヤフォン関連の仕様が充実しているのはありがたい。
日常使いに役立つ便利機能も充実
高性能なだけでなく、日常使いを快適にする機能も充実している。ディスプレイ下部の指紋センサーは顔認証と併用でき、マスクやサングラスをした状態でも素早くロック解除が可能だ。この指紋センサーはホームボタンとしても利用できる。
シャープ端末でおなじみの「のぞき見ブロック」も継承している。オンにすると横からディスプレイの表示内容を見にくくするので、周りに人がいる中でスマホを使う際にも安心だ。市販のプライバシーフィルターと違って、好きなときに通知メニューからオン/オフを切り替えられるのも便利。大画面スマホは周りから意図しなくても画面が見えやすいだけに、6.5型にもなると必須の機能といえる。
おサイフケータイ、IP68の防水・防塵(じん)に加え、最近のスマートフォンでは珍しくなりつつあるフルセグの視聴にも対応している。
最先端の機能やサービスをいち早く利用でき、なおかつ性能や使い勝手にも注力したAQUOS R5Gは、5G時代の幕開けにふさわしい一台といえる。
オンラインならスムーズに購入できる
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、各キャリアは現在、ショップの営業時間を短縮している。また緊急事態宣言が発令された地域に住む人は、不要不急の外出は自粛することが求められている。ふらっと出掛けてスマホを購入しにくい状況だが、そこで注目したいのが、キャリアのオンラインショップだ。
オンラインなので待ち時間がゼロである上に、店員との対面や会話なしにスムーズに購入手続きができる。注文後は最短で翌日到着だ。オンラインショップ限定の割りを実施していることもあるので、よりお得に購入したい人も注目したい。データ移行は基本的に自分自身で設定することとなるが、分からない場合はサポートも利用できるので、ぜひ活用しよう。
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