息子を町職員の採用試験に合格させたいと両親らが現金数百万円を町議に託したとされる汚職事件が、福岡県みやこ町で発覚した。試験情報を漏らしたとして当時の副町長も書類送検されるなど、事件からは地域ならではの密接な人間関係が浮かび上がる。新型コロナウイルス禍による社会不安からか地方公務員の志望者が増えている調査データもあり、事件は選考過程の公平性確保に向けた課題を突きつけた格好だ。【中里顕、松本昌樹】
「仕事もしっかりしてくれるし、彼のことを信じていた」。採用試験の情報を漏らしたとして副町長(11日付で辞職)の三隅忠容疑者(62)が11日に地方公務員法違反容疑で書類送検された3日後の夜、自宅で取材に応じた井上幸春町長は渋い表情を浮かべた。事件が発覚する数日前、県警から事情聴取を受けたことを井上町長に報告した三隅元副町長は「私は潔白です」と言い切っていたという。
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