シン・フクオカ人 #65
〈丹田にぐっと力を込め、その塊が息になって音が出る〉
森田流笛方の能楽師、相原一彦(57)=福岡市=の笛はエネルギーに満ち満ちている。どこから湧き上がるのか。「ただ音を出そうとすると殻だけの音。ちゃんと息を出すことが中身のある音になる」。一音で舞台を異世界にいざなう能管の可能性を追い続け、約40年。笛方が不足していた九州の能楽界から請われ、京都市から移住して10年になる。
稽古には妥協しない厳しい姿勢の一方、子ども向け教室などでは、厳しくも屈託ない親しみやすさが持ち味。同僚の能楽師たちは「相原さんが来て九州の能楽の雰囲気が変わった」と歓迎する。...
からの記事と詳細 ( 福岡で10年、湧き上がる笛の音色 「たえなる調べ」求め 能楽師、相原一彦さん - 西日本新聞 )
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