北九州市小倉北区の小倉城で１７日夜、城壁や石垣に色鮮やかな映像を投影する「デジタル掛け軸」が披露された。
夜景の観光資源化を目指す一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」が昨年１０月、小倉城などから眺める月の光景を「日本百名月」に認定。これに合わせ、同日に同市で開催した全国の名月地の関係者が集う「全国名月サミット」の一環として企画した。
イベントでは、国内外で活躍するデジタルアーティストの長谷川章さん（７４）が、自ら描いた原画約１００万枚を組み合わせた映像を１６台のプロジェクターで城壁などに投影。音楽とともに次々と模様が変化する中、色彩豊かな城が夜空に浮かび上がり、周囲は幻想的な雰囲気に包まれていた。
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