名前にちなんだものであったり、はたまたまったく関係のないものであったりと、ほとんどの人が子供の頃に、何かしらのあだ名で呼ばれていた経験があるでしょう。
しかし、時代の移り変わりとともに、あだ名で呼び合う子供が減ってきているといいます。
小学校の『さん付け指導』に、加藤浩次が持論を展開
2022年5月31日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、小学校の『さん付け』指導について特集。
ジェンダー的な視点だけでなく、いじめの防止を目的として、小学校ではあだ名を禁止し、『さん付け』を指導するようになっているといいます。
番組に出演した専門家によると、仮に親しみを込めたあだ名であっても、呼ばれた本人が傷付く可能性があるとのこと。
MCでありお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんは、あだ名の禁止について、このように意見を述べました。
スッキリ ーより引用間違っちゃいけないのは『あだ名』というものがダメなんじゃなくて、『相手が嫌がるあだ名』というものがダメなんだよね。
「ここを分けないで平たくしてしまうと、いいものもつぶしてしまう部分はあるな」って僕は思うんですよ。
確かに、嫌がらせを目的として、わざと嫌がるようなあだ名を付けられた経験のある人は存在します。
しかし、友情の証として特別なあだ名で呼び合うことがほとんどでしょう。
また、加藤さんは「一律で禁止すると、何がダメなのかが分かりづらくなってしまう」と指摘。
「『嫌なあだ名を付ける=不快にさせてしまう』ということを子供に理解させるのが、教育ではないか」と説きました。
【ネットの声】
・全文同意。あだ名を一律で禁止するのではなく、「相手が嫌がるあだ名を付けてはいけない」という指導をすべき。
・あだ名を禁止したら、本当にいじめは減るのかな?なんだか指導の方向性がズレているような…。
・本当にそう。それに、自分の周囲では、いじめ被害者がさん付けされてたな。
いじめの原因を排除したところで、何が他人を傷付けるかを子供がしっかりと理解しなければ、残念なことに異なる形でいじめは起きてしまうでしょう。
子供が自分で考えるための手助けを、大人がするのが教育ではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]
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