――選挙戦で最も訴えたいことは。
物価高が心配されているが、物価上昇以上に、賃金が上がらないことが本質的な問題だ。日本は過去25年、実質賃金が下がっており、これを変える必要がある。「給料が上がる経済の実現」を一番に訴えていく。積極財政に転換し、需要不足をしっかりと補っていく。
もう一つは国を守ることだ。我が国をとりまく安全保障環境は緊迫している。戦争を起こさせないための抑止力と、自衛のための打撃力、反撃力を整備していくべきだ。
自民党では防衛費増額の金額が躍り、相手領域内にミサイルを撃ち込むことばかり注目されている。だが、原子力潜水艦に搭載した弾道ミサイルで攻撃を受けることが想定されるので、日本も長期間浮上しなくてもよい原潜を保有して抑止力を働かせることや、多数の小型衛星による観測網である衛星コンステレーション、攻撃型ドローンなど、具体的な装備体系を検討していくべきだ。
――獲得議席の目標は。
常に存亡をかけた戦いをしている。現有より1議席でも増やしたい。比例選では500万票が目標だ。「対決より解決」を掲げ、新たな野党像を国民に訴える。
――岸田内閣とどう向き合うのか。
内閣発足時は、期待していたが、何でも後手後手の対応で、スピード感が欠けている。「成長と分配」についても、これまでの政権と何ら変わらない。我々は一律現金10万円を給付するインフレ手当や、消費税の時限的な減税を主張し、給付と減税で家計を支える政策を訴えている。
国民に必要な政策実現のためには、与野党を超えて連携していく。これまで通り、おかしい点は野党として政府を厳しく追及するが、進めるべき政策は協力して進めていきたい。
からの記事と詳細 ( [党首に聞く 参院選]給料上がる経済 作る…国民民主党代表 玉木雄一郎氏 53 - 読売新聞オンライン )
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