日本一とされる3333段の石段を駆け上がるタイムを競う「Red Bull 白龍走」が18、19日、美里町坂本で行われた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催で、約970人が挑戦した。
飲料メーカー「レッドブル・ジャパン」(東京)が開催している。コースは平地1233メートル、石段2100メートルの計3333メートル。19日は一般と過去に好成績を収めた人が対象のエキスパートに分かれて出発し、ゴールを目指した。
優勝タイムは25分7秒だった。初参加で1時間4分14秒でゴールした北九州市の女性は「一生分の階段を上ったと思う」と話した。
18日は3人1組でゴールを目指す初開催のリレー戦があり、28チームが石段を1人1往復してタスキをつないだ。
◆参加者らと達成感共有 本紙記者体験
3333段を駆け上がる過酷なタイムレースを本紙記者も体験した。一緒に走った参加者に励まされ、1時間57秒で完走することができた。
一般には744人が参加し、午前11時50分にスタートした。強い日差しはなく、天候には恵まれた。
初任地の熊本を知ることにつながればと体験取材を申し込んだ。体力には自信があった。約1.2キロの上り坂をハイペースで駆けると、「日本一」の石段が待っていた。
息を整え、最初はペース良く進んだ。きつくなったのは1000段あたりから。足が重くなり、「諦めたい」とリタイアが頭をよぎった。「ここまで来たら上りきろう」。そばを走っていた熊本市東区の佐治拓郎さん(28)らに励まされ、ゆっくりと上り続けた。
一段一段を確実に踏みしめながら、なんとかゴールにたどり着いた。完走証が交付される1時間は切れなかったが、たくさんの人と達成感を共有できた。来年も参加したい。(石原圭介)
からの記事と詳細 ( 3年ぶり白龍走 3333段駆け上がる - 読売新聞オンライン )
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