福井県美浜町の日向漁港で12月21日、寒ブリ約2千匹が揚がった。日向定置網漁業組合によると、一日の水揚げ量が2千匹を超えるのは一シーズンに数回で今季は初。漁港は仕分けに励む漁師らで活気づいた。
ブリは同組合が沖合約5キロの3カ所に仕掛けた網にかかった。体長約1メートル、重さ8~9キロが中心で、15キロ以上のものも。漁師らはクレーンで船から陸に揚げたブリを次々と計量。重さごとにコンテナに分けていった。「8!」「10!」などと重さを知らせる威勢のよいかけ声が漁港に響いた。
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10月下旬に操業開始した冬場の定置網漁は2月上旬まで続くという。高橋武一組合長(74)は「大漁で感無量。漁師の士気も上がった。これぐらい取れることを期待してまだまだ頑張っていきたいね」と興奮気味に話していた。
ブリは県漁連敦賀支所に運ばれ、入札にかけられた。
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