4月8日に開幕を迎えるルートインBCリーグ。2020年以降、優勝から遠ざかっている栃木ゴールデンブレーブスの開幕投手に選ばれたのは、昨季チーム最多の6勝を挙げた左腕の大宅健介だ。大舞台を任された技巧派左腕の決意に迫った。
―まず、大宅投手ご自身のセールスポイントを教えてください。
「テンポの良い投球スタイルと、直球のキレが持ち味です。球速は140キロ前後でも、コントロールやキレ、緩急といったところで勝負をすれば十分に打ち取れると思っているので、今後もそこは磨いていきたいと思っています」
―投球スタイルは、ロッテなどでも活躍され、現在は栃木ゴールデンブレーブスでヘッドコーチ(選手兼任)を務める成瀬善久コーチと似ていますね。
「そうですね。このスタイルでしっかりやっていこうという思いで入団したので、成瀬コーチが身近にいるのはとても心強いです。また、NPBでも活躍された、自分と同じスタイルのコーチからアドバイスをもらい、成長していきたいです」
―昨年を振り返っていかがでしたか?
「シーズンを通した結果としては、成績を残すことができ、1年目としては及第点だったのではないかと思います。ただ、シーズン途中に2週間ほど離脱してしまったので、その期間はチームメートに迷惑をかけてしまいました。そういう意味ではまだまだだったかなと思います」
―ここまでの仕上がりはいかがですか?
「昨年に比べて、順調に仕上がっていると思います。ここからさらに試合を通して、もっと良くしていければと思っています。BCリーグは、キャンプインがシーズンの1カ月前からということもあり、シーズン中盤くらいには絶好調に持っていき、チームに勢いをつけることが今イメージするベストな調整です。ただ、マウンドに上がるからには、開幕試合でも全力で投げる準備をしています」
―チームの仕上がりも順調ですか?
「今年は投手陣の層も厚く、安定感があるので、チームを支えられるのではないかなと思っています。自分が先発しても後ろがいてくれると安心して投げられるので、結果として先発陣にも良い影響が出ると思います。ですので大崩れする試合も少ないと感じています」
―今年のチームを一言で表すなら、どんなチームですか?
「元気で明るいチームですね。本当にみんな仲が良くて、グラウンド外でも賑やかです。グラウンドに入ったら、その元気の良さはそのままに、緊張感を持って練習や試合に取り組めているので、メリハリもあります。今年のチームは明るさが良い方に出ていて、負けている試合終盤でも、粘りを出せるのではないかと感じています」
―それでは最後に栃木ゴールデンブレーブスのファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「2年目の今年は、昨年を超える数字を残せるように頑張ります。そして今年は声出し応援が解禁になりました。栃木ゴールデンブレーブスのファンはBCリーグで1番多く、1番アツい応援だと思っているので、マウンドでその声援を受けられることは本当に楽しみです。みなさんと一緒に最高のシーズンにしたいと思います。応援よろしくお願いします!」
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栃木ゴールデンブレーブスの開幕試合は、4月8日栃木県営球場に神奈川フューチャドリームスを迎えて13時にプレイボールする。ぜひ、球場へ足を運んでみてはいかがだろういか。
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