学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「リモート勤務」に関するアンケート調査の結果を8月30日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して、8月9日~22日の期間に行われ、387名から有効回答を得ている。
調査対象者に、「フルリモート」や「居住地自由」の制度を設ける企業に対して、志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」(29.7%)と「どちらかと言えば志望度が上がる」(32.3%)を合わせた割合は6割超を占めた。学生からは、「働き方や働く場所を柔軟に選択できる企業は、働きやすいと思う」「リモートが可能な仕事であれば、リモートで働きたい」「結婚や出産、親の介護など、プライベートで変化があっても働き続けられると思う」といった意見が寄せられている。
「リモート勤務」の制度がある企業は、志望度が上がるかを尋ねた質問では、「志望度が上がる」(26.1%)と「どちらかと言えば志望度が上がる」(44.7%)を合わせた割合が7割超を占めた。学生からは、「通勤時間がないと、時間を有効活用できると思う」「仕事内容に応じて、出社とリモートを選択したい」といった意見が寄せられている。
就職活動において、「リモート勤務」の有無をどの程度重視するかを尋ねたところ、「最優先で重視する」という回答は4.4%に留まった。学生からは、「働き方の選択肢は多いほうが嬉しい」「仕事内容や給与など他の条件が同じであれば、リモート勤務ができる企業のほうが魅力を感じる」「就職活動ではあまり重視していないものの、年齢が上がればリモート勤務ができるかを重視すると思う」といった意見が寄せられている。
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