2023年11月23日(木)
国民春闘 労組主導で10%以上
全労連・国民春闘共闘委員会は22日、東京都内で国民春闘討論集会を開きました。ストライキを構え「労働組合主導」のたたかいで賃金が上がる国へ転換させようと、10%以上の賃金引き上げを掲げて討論しました。
主催者あいさつした全労連の小畑雅子議長は「今年の春闘で前年比3倍に迫るストを決行し、労組への期待が集まる情勢をつくり出してきた」と強調。あらゆる方針にジェンダー平等、個人の尊厳を貫く重要性に触れ「たたかいの核は職場活動だ。一人ひとりの要求を練り上げ、要求書を提出し、ストを構えて交渉を進めよう」と呼びかけました。
黒澤幸一事務局長は、賃上げで月額3万円以上、時間額190円以上、10%以上を掲げた方針案について「春闘アンケートで、生活悪化を背景に要求額は月3万3026円と大幅に増えている。『3万円以上』では不足する内容だ」として、年明けの方針決定に向け意見を求めました。
討論で、日本医労連の代表は「報酬改定で大幅引き上げがなければ、全単組・支部の一斉ストを検討している」と発言。JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)の代表は「全国で産別・地域総ぐるみで励まし合おう。『大幅』にこだわる賃上げを実現する」と表明しました。
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