ボクシングWBAスーパーフライ級タイトル戦(31日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が30日、東京都内で行われ王者・井岡一翔(34)=と同級6位ホスベル・ペレス(28)=ベネズエラ=がともに体重上限を100グラム下回る52・0キロでクリアした。両者はにらみ合い「フェースオフ」でも表情を変えず闘志を内に秘めた。戦績は王者30勝(15KO)2敗1分け、挑戦者20勝(18KO)3敗。
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「いろんな方たちのおかげでベストなコンディションで計量を終えることができた。明日いいパフォーマンス、いい勝ち方で今年最後の日を盛り上げたいと思います」
計量をクリアした井岡が冷静に話した。世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と同じ日本歴代最多の21度も世界戦を勝利してきた34歳は試合前日でも感情の高ぶりを見せることはなかった。
12度目の大みそかの試合。だが、今年は試合をしないという選択肢もあった。2019年から対戦を熱望するWBC同級王者エストラダ(メキシコ)との大みそか対戦交渉が不調に終わったが、来春以降に対戦する可能性は残るため、その日まで待つこともできた。
だが、井岡は試合を決断した。見たいと期待してくれる人がいるなら、という思いだった。
「リングに上がる限りは負けられない、勝たないといけない。次どういう試合が待っているかわからないですけど、大みそかに戦うと決断して、この一戦に向けて時間を費やしてきた。あとは全力で戦うだけです」
対するペレスは20勝のうち18回がKO勝ちの強打者。「減量してもパワーは残っているのを感じた」と自信を見せていた。
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