【写真:舩木渉】
横浜F・マリノスは9日、2022シーズンの新体制発表会を開催した。
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登壇者の中には初々しいルーキーの選手たちの姿も。ユースからトップチームに昇格するDF西田勇祐は「自分はセンターバックだったりサイドバックだったり、ボランチもやったことがあり、複数のポジションができるので、チームに必要なポジション、監督に与えられたポジションを100%の力でやるだけだと思います」と意気込みを語った。
ステージ上では「昨年の樺山(諒乃介)選手みたいに開幕から試合に出て、シーズンを通してコンスタントに試合に出られるように、最初の練習からアピールしていって、Jリーグが開幕した時に自分が試合に出られるように頑張っていきたいと思います」と力強く語っていた西田だが、プライベートでは意外な一面も。なんと趣味は「料理」だという。
ファン・サポーター向けにライブ配信されていたパートが終わって、報道陣の取材に応じた際には、「実は…」とさらに意外な趣味を明かしてくれた。
「サッカー以外だと、さっき料理と言ったんですけど、料理以外で僕も実はラップが好きで…」
期限付き移籍先のFC町田ゼルビアからマリノス復帰が決まったFWンダウ・ターラが壇上で「自分は普段からヒップホップだったりR&Bをめちゃめちゃ聴く」と話していたのを聞いて、共感する部分があったのだという。
「ターラくんが(ヒップホップが好きと)言っていたのを聞いて、初めて知ったので、さっき裏で少しラップだったりヒップホップの話をしてちょっと盛り上がったので、とても楽しかったです」
西田はさっそく趣味の合う先輩を見つけたようだ。ユース出身のルーキーは「たまにテンション上がっちゃった時は(ラップを)歌ったりするんですけど、基本はYouTubeを見たり聴くことが多いです」とも。ステージ上で話す際のマイクの持ち方がどことなくラッパーのようで、「自然となっちゃいました」と笑みを浮かべる。
そんな初々しさと特大のポテンシャルを垣間見せた西田だが、冒頭で触れたようにサッカー選手として大きな野望を胸に抱いてプロの世界に飛び込んできた。夢は大きく、志は高く、1年目のシーズンに挑む。
「なるべく開幕戦から試合に出て、早いうちに海外に行って、トップチームの喜田(拓也)選手みたいなチームの象徴のような選手になって、イングランドのマンチェスター・シティでプレーして、日本代表に入って、長い間活躍していきたいです」
「自分は横浜生まれで、小学生からマリノスに入って、中学も高校もずっと横浜でサッカーをして、人間としても成長してきて、このマリノスというプロの一員になれたので、自分のサッカーを通して横浜の街を盛り上げていけたらいいなと思います」
トップチームで指標とするのは、自分と同じく幅広いポジションをこなせるDF岩田智輝だ。ユース出身で今後長くマリノスを引っ張っていくことが期待される西田は、自らの言葉通り開幕戦のピッチに立てるだろうか。プレシーズンでの猛アピールに注目していきたい。
(取材・文:舩木渉)
【了】
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