目次
▼「米11月消費者物価指数(CPI)」の下げ幅を全戻し
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント
「米11月消費者物価指数(CPI)」の下げ幅を全戻し
今週のドル/円は、米11月CPIが予想以上に鈍化していたことで137円台から134円台へと約3円下落しました。翌日には、今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けてドル買いが優勢に。一時、138.17円まで上昇しCPI発表後の下落幅全戻しとなりました。しかし、138円台付近が抵抗となり上値が伸び悩んでいます。
ドル円相場をテクニカル分析で確認
現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、底入れから上昇再開ともいえる局面になってきました。今週は138.17円まで上昇し今月の高値を更新しています。138円付近が抵抗水準として意識されていますが、同水準を上抜けた場合は140円台に向けて上値を模索する展開が考えられます。今年の高値(10月:151.94円)から安値(1月:113.46円)に向けてフィボナッチリトレースメントを引いた38.2%押しの137.25円前後より高い水準で来週を迎えることができるかもポイントになりそうです。万一、同水準の下回った場合は、一つの抵抗として意識され「底堅い一方で上値が重たい」というレンジ相場で方向感が出にくい相場展開も予想されます。
ドル円トレードで注意しておきたいポイント
日足で見ると、「ダブルボトムのネックライン」と「一目均衡表の基準線(紫)」が138円付近で抵抗となっています。上抜けてダブルボトムを形成していくのか、反落となりダマシになるか見極めが必要です。上抜けた場合はダブルボトムの安値(133.61円)からネックライン(138円付近)の値幅を倍返しで142円に向けて上昇する可能性がある一方で、反落した場合は方向感のない展開が続きそうです。
著者紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。その中で、今後の相場動向を予測するため価格変動の分析能力が必要だと感じ、国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)を取得。その後、24時間変動し続ける外国為替市場の魅力を伝えるべく2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。現在はこれまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。
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