篠原大輔
3月から初めてJリーグで戦うJ3の奈良クラブが29日、奈良県三郷町の新拠点「ナラディーア」でオープニングセレモニーを開いた。副知事の土屋直毅氏や奈良市長の仲川げん氏ら約60人の関係者が参加し、クラブの新たな門出を祝った。
セレモニーではクラブの浜田満社長が「100年続くクラブをつくりたいと言ってきました。ここで育った選手が日本代表になってワールドカップで優勝し、凱旋(がいせん)する。そんな夢のようなことも、100年の中で起こったらいいなと思っています」とあいさつした。
2階建てのクラブハウス棟には1階に食堂やロッカールーム。2階に下部組織の中学生や高校生が暮らす寮の4人部屋が11室あり、部屋からトップチームの練習が見られる。また合宿所には大会開催時などに参加チームの選手らが最大70人泊まれる。
食堂にはFCバルセロナの本拠にちなんで「カンプノウ」、リビングのスペースは世界年間最優秀選手に贈られる賞から「バロンドール」と名付けた。寮の部屋にも「マラドーナ」や「メッシ」「ネイマール」など名選手の名が。発案者の浜田社長は「選手のテンションが上がる。それだけです」。
式典後の天理大学との練習試合は5―0で勝った。昨シーズンに続いて主将になったDF小谷祐喜選手は「最高の“家”をつくってもらいました。奈良のみなさんとともに挑戦者として戦っていきます」。晴れ晴れとした笑顔で言った。(篠原大輔)
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