和歌山市の紀三井寺で、２１０段の石段を一気に駆け上がる時間を競う「速駈詣り」が行われました。
紀三井寺の「速駈詣り」は、１年の平穏を願う行事として、５年前から行われ、ことしは、８歳から８４歳までの男女１０４人が参加しました。
参加者たちは、２人ずつ、合図とともにスタートすると、声援を受けながら、本堂へ通じる急な勾配の２１０段の石段を一気に駆け上がりました。
終盤は息を切らし、手すりにつかまりながら、石段をのぼる人もいましたが、速い人は、１分を切るタイムでのぼり切っていました。
今回が２回目の参加だという和歌山市の５７歳の男性は「前回よりもタイムを縮められました。日頃の練習の成果が出てよかったです」と話していました。
また、初めて参加したという紀の川市の３０歳の女性は「同僚に誘われて参加しましたが、しんどかったです。ことしも健康に過ごしたいです」と話していました。
最も速い男性のタイムは２５.３１秒、女性のタイムは３３.６９秒で、それぞれ「福結び速駈王」と「福結び速駈姫」として、ことし１年、紀三井寺の行事に参加するということです。
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