2024年、日本株はどこまで上がる 株価を左右する要因を俯瞰する
2024年、年初から日本株は上昇を続け、1月11日、33年11カ月ぶりに3万5000円台を突破。さらに22日には3万6000円台に達しました。上昇の背景には緩やかなインフレの定着や賃金の上昇によるデフレ脱却への期待、米国の金融引き締めの緩和、円安などがあります。
また、株価や株主利益を意識した東京証券取引所が旗を振るコーポレートガバナンス(企業統治)改革などの施策や、企業価値向上に取り組む新たな投資家層の台頭、それに対応する日本企業の動きも見逃せません。日経ビジネスではこれらについて、23年の特集「日本株、最後の挑戦 4万円を突破せよ」で詳細にリポートしています。年初からの株高はそうした動きが実を結んだと言えるかもしれません。
しかし、今後、株価がどう推移するかは目を離せません。果たして1989年に記録された史上最高値3万8915円87銭に迫るのか。株価に影響する米国の利下げや日銀の金融緩和政策の修正がいつどのような形で実施されるかが注目されます。それによる外国為替の動きも気になります。24年から始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)が日本の株価上昇を後押しするとの見方もあります。国際情勢や米国経済の動きも見逃せません。これらが複雑に絡み合って日本株の動きは左右されるでしょう。
日経ビジネスではこれまでこうした動きについて様々な視点から分析し報じてきました。今後も引き続き、関連記事を掲載していきます。ご期待ください。
(日経ビジネス編集部 桜井敏昭)
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