4月1日付で阪急電鉄の社長に就任する嶋田泰夫・常務取締役(57)=写真=が、読売新聞の取材に応じた。親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)が計画する大阪梅田駅(大阪市北区)の大規模再開発について、「梅田は阪急にとって最も大事な拠点だ。再開発で梅田全体の価値が上がる」と意義を強調した。
大規模再開発では、「大阪新阪急ホテル」や「阪急三番街」、「阪急ターミナルビル」の建て替えが想定されている。阪急電鉄はこれまで沿線に商業施設や住宅地を開発して地域の魅力を高め、本業の鉄道の収益を伸ばす戦略を重視してきた。嶋田氏は「梅田をはじめ、京都や神戸で豊かな街づくりを地道に続けていく」と力を込めた。
一方、コロナ禍で生活様式が変化する中、グループの総力を挙げて、新たなサービスを生み出す体制作りを進める方針も明らかにした。
具体的には、鉄道やホテル、旅行会社の顧客に加え、宝塚歌劇のファンなど、事業ごとに管理している利用情報や購買データを共通化し、積極的な活用を進める。宝塚のファンにお薦めの旅行ツアーを紹介することなどが想定される。
嶋田氏は「『トライ&エラー』を繰り返しながら、顧客の好みの変化に対応したサービスを提供していきたい」と語った。
からの記事と詳細 ( 「梅田全体の価値が上がる」…阪急電鉄・嶋田次期社長、大規模再開発に意欲 - 読売新聞 )
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